研究責任者 |
檜木 達也 京都大学, エネルギー理工学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 通常の炭化珪素セラミックスは水を潤滑剤として0.01オーダーの低摩擦係数を与え得るが、気孔により表面形状を制御することにより、水を潤滑剤に優れた耐荷重性と0.001オーダーの超低摩擦係数を発現するメカニカルシール用多孔質炭化珪素セラミックスの開発を行った。多孔質炭化珪素セラミックスは、炭化珪素原料に炭素粉末を加え、ホットプレス法により焼結を行い、更に酸素雰囲気下の高温で炭化処理を行い作製した。実用素材への適用性を考慮し、厚さ8mm程度まで気孔が均一に分散する素材の作製技術を確立し、素材の場所に依存せず同様に0.001オーダーの超低摩擦係数を発現する多孔質炭化珪素セラミックスが得られた。
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