セルロース超微細繊維創出を基軸とするグリーンイノベーション
研究責任者 |
大川 浩作 信州大学, 繊維学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究課題の成功裏な達成のため、計画全体を5つの課題に分割した。(1) エレクトロスピニングを経るセルロースナノファイバーの作成条件の最適化について検討し、平均繊維直径100 nm以下のナノファイバー不織布を得た。(2) セルロースナノファイバー製造の大規模化を試み、平均繊維直径86 ± 40 nmのナノファイバーから構成される幅30 cmの不織布を得た。さらに、セルロース-キトサン複合ナノファイバー不織布の作成も可能になった。上記 (1) (2) をもとに本研究課題の主要目標がほぼ達成された。以上に加え、(3)金属物吸着能評価、(4)ナノファイバー上への酵素固定、および、(5) 低分子化合物担持・徐放機能評価を含む応用に関する研究についても、当初計画に準ずる成果が得られた。
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