研究責任者 |
崎野 良比呂 大阪大学, 接合科学研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 疲労強度向上手法としてレーザピーニングに注目した。しかし、これまでの研究では、低出力でのレーザピーニングでは高出力に比べ疲労強度向上効果が小さかった。本研究の目的は、低出力レーザで橋梁溶接部の疲労強度を向上させることができる照射エ条件を明らかにすることである。 本年度は、低出力で照射した場合の圧縮残留応力の板厚方向分布深さが、高出力の場合に比べて浅い事を明らかにした。これが、疲労強度向上効果が小さかった原因の一つであると考えられる。この結果を踏まえ、23年度に行う疲労試験に用いる照射条件は、照射エネルギーが70mJと20mJ、エネルギー密度が7.2MJ/m2と3.6MJ/m2の4条件、比較用の2条件と合わせ6条件で行うこととした。
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