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仮想空間とメタファを用いたユーザ参加型およびデータフィルタ型用例対訳評価システム

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉野 孝  和歌山大学, システム工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要本研究開発では、用例対訳評価システムのために、ユーザ参加型の仕組みとして、仮想空間とメタファを用いた「用例の森」を構築した。用例の森は、我々が、これまでに収集してきている多言語用例データベース(TackPad,http://med.wakayama-u.ac.jp/)の用例評価を継続的に実施するためのシステムを目指したシステムである。用例の森は、「森」と「木」を「用例」のメタファとして用い、多数の森をユーザが訪れ、木である用例を評価することで、「森」と「木」を成長させることが出来るシステムである。さらに、本研究開発ではWeb上の多言語データを検索サービスと組み合わせて用いたフィルタリング手法を提案し、その評価を行った。「用例の森」に関しては、非日常的な作業である用例の評価活動のモチベーション維持支援が可能であることを示した。フィルタリング手法に関しては、2-gramを用いて不正確単語の検出を、3-gramを用いて文法的に誤りがある用例の検出がそれぞれ可能であることを示した。さらに、上記の組み合わせにより、約17%であったF値を、約23%まで改善できた。本手法は、形態素解析などの言語処理資源に依存せず、多言語の正確性判定が可能であること示した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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