研究責任者 |
福間 眞澄 松江工業高等専門学校, その他部局等, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 電力用半導体は、インバータや電源装置に利用される。しかし、電力用半導体をMOSFETとして高電圧・大電流で利用すると半導体の温度上昇と高電圧によりモールド樹脂が帯電し、帯電した電荷により、半導体内部の電界変化し誤動作の危険性がある。このため電力用半導体のモールド樹脂には、絶縁だけでなく、高温で帯電しない性能が求められる。本研究では、高温でモールド樹脂の帯電現象を測定するための空間電荷分布測定装置の改良を行った。試作した装置は半導体モールド樹脂メーカーでの評価を行い、測定温度での信号補正は未完成であるが、実用的な最高使用温度300°Cまでの空間電荷分布信号の測定可能であることがわかった。
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