微細血管への設置・撤去が容易な血栓検出マイクロセンサ
研究責任者 |
牧野 英司 弘前大学, 理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 手指などの手術の際に直径1mm程度の微細血管の吻合部に取り付けて血栓発生を検知し、使用後には体外へ容易に抜去できるマイクロ血栓センサを開発した。センサの検出原理は、血栓生成時の血流速の低下を検出するものである。本センサは、血管の所定の位置に容易に正確に設置でき、血栓生成を早期に検出できる独創的なものである。設置、撤去が容易であることから、患者と医師の双方の負担を軽減する低侵襲医療の観点からも有用である。また、薄膜形成、フォトリソグラフィおよびエッチングによって多数のデバイスを基板上に一括形成できることから、大量生産にも適した実用性の高いデバイスである。
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