高感度のウィルス検査薬を目指した糖鎖含有金ナノ微粒子の合成
研究責任者 |
小山 哲夫 埼玉大学, 学内共同利用施設等, その他
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究の目標は、糖鎖誘導体をエステル交換反応により金ナノ微粒子上に導入する手法について、その反応条件について検討を行い、検査薬等として使用可能な糖鎖含有金ナノ微粒子の合成法を確立することである金ナノ微粒子への糖鎖導入法については、糖鎖誘導体末端のチオアセチル基に対してエステル交換反応を行うことによって、簡便に糖鎖と金ナノ微粒子を結合できることが確認された。また、導入反応後の糖鎖-金ナノ微粒子複合体の精製法に関しては遠心分離によって目的物の精製・回収ができることを明らかにした。本手法を用いて各種病原体が認識する糖鎖を金ナノ微粒子上に導入することによって、検査薬として利用できる糖鎖含有金ナノ微粒子の合成が期待できる。
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