悪性脳腫瘍に対する高力価レトロウイルスベクター産生システムの新たな構築による遺伝子治療法の開発
研究責任者 |
清水 惠司 高知大学, 臨床医学部門, 教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 高力価脳特異的レトロウイルスベクターを用いた自殺遺伝子療法の臨床研究を実施するために、ウイルスベクターを大量に調製する技術が必要である。また、治療効果、安全性の向上させるために、腫瘍細胞を特異的に標的とするベクターの開発が期待されている。本課題では、浮遊培養系による高力価レトロウイルスベクター産生システムの構築や腫瘍特異的レトロウイルスベクターの抗腫瘍効果の検討を目的とした。目論見通りに脳特異的レトロウイルスベクターを浮遊培養系で効率よく産生することに成功し、規模のスケールアップを検討している。腫瘍特異的レトロウイルスベクターは、高力価ウイルス産生細胞を樹立後、治療効果を検討する予定である。
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