廃潤滑油から膜分離プロセスによって得られた再生油の評価
研究責任者 |
義家 亮 名古屋大学, 工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 溶媒抽出をともなう膜分離プロセスによる廃潤滑油再生処理法において、不純物除去性能の向上に適した膜材料および溶媒の種類を探索することが本研究の目的である。再生油は潤滑基油としての利用を前提とした。平成22年度は主に膜分離性能の定量的評価に主眼を置き、膜透過係数等の今後のプロセス設計において重要なパラメータとなる物性値を実験的に取得した。また、それらの数値に対する分離時間および溶媒使用量の影響も検討された。一方、市場において商品価値を持つ再生基油のガイドラインの明確化も本申請における初期の重要なタスクとしていたが、これについては今後の課題として残された。
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