振動駆動型負荷感応無段変速機を用いた完全密封型バルブの開発
研究責任者 |
高木 健 広島大学, 工学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 振動により開閉が可能な水や油などの液体を対象としたバルブと、空気などの気体を対象としたバルブを開発した。このバルブは振動により流路の中の弁を駆動するため、従来のバルブのように弁を駆動するためのシャフト等を通すための穴を流路に開ける必要がない。そのため、パッキンなどの不具合が生じることはなく、完全な密閉を容易に実現できる利点がある。ゆえに、過酷な環境での使用が期待でき、水や油などの液体を対象としたバルブでは、現段階でも0°Cの水から180°Cのzぶらまで一つのバルブで対応することができている。また、構造がシンプルであるため直径6mm長さ30mm(ただし、振動発生装置を含まない)程度の大きさで実現できており、小型・軽量化にも適したバルブである。
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