固体高分子形燃料電池カソードにおける金属酸窒化物触媒の開発
研究責任者 |
千坂 光陽 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 固体高分子形燃料電池カソードにおける非白金触媒として、ハフニウム酸窒化物担持カーボン触媒を、含浸法により作製したハフニウム酸化物担持カーボンをアンモニア雰囲気下で熱処理(窒化処理)して合成した。特に窒化処理温度・時間が酸素還元反応(ORR)活性に与える影響を明らかにした。ORR活性はこれらの増加により向上し、窒化処理温度に最も依存した。本実験条件下では、標準水素電極に対し、最高0.78 VのORR開始電位が得られた。目標値よりわずかに低いが、白金担持カーボン触媒の0.96 Vまで0.18 Vに迫る値である。当初計画に盛り込んでいない、出発原料・合成方法を検討した結果、活性向上の指針も得られ、今後は指針に基づく目標値達成が十分に期待される。
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