医療福祉用機器への応用を目指した小型頚部筋電位制御ユニットの開発
研究責任者 |
大惠 克俊 名古屋大学, 工学研究科, その他
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | 本年度においては、目標として挙げていた制御ユニットの小型化と高精度化のうち、小型化に関しては実現されたと考える。また高精度化に関しては、目標としていた複数センサの使用ではなく、信号処理回路の最適化により、達成されたと考える。小型化に関しては、従来の回路と比較して70%強の面積減少に成功した。これは目標値と比較しても55%程度の大きさであり、また、ケースを含んだ寸法も74×109×19mmとなり、目標としていたポケットサイズを実現した。高精度化に関しては、ハイパスフィルタを回路内に組み込み、信号処理プログラムを改良することで、安定性が向上し、誤作動の低減が確認された。この小型制御ユニットは他の福祉用機器への応用が可能であり、将来的な事業化が期待される。
|