トマトにおける天敵利用を安定化させる天敵バンカーの開発
研究責任者 |
西野 実 三重県農業研究所, 循環機能開発研究課, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究では、コナジラミ類の天敵寄生蜂を有効活用するためのバンカーの開発を実施した。バンカーに用いる代替寄主は通過できないが、天敵寄生蜂は通過可能な目合いのネットを利用することで天敵寄生蜂のみを施設内に供給することが可能となった。また、バンカーをネットで被覆しても天敵寄生蜂による防除効果は低下しないと考えられた。ただし、本研究では、栽培ほ場における防除効果の実証を行っていないため、防除効果についての検証は不十分と考えられる。今後は、栽培ほ場に当該バンカー設置して防除効果の実証を行うことが必要と思われる。また、バンカー植物等の維持管理を行うための技術開発も必要である。
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