プラズモニック構造を有する高効率有機薄膜太陽電池の研究開発
研究責任者 |
馬場 暁 新潟大学, 学内共同利用施設等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究ではこれまでにない太陽光のエネルギーそのものを界面で大きく増強することができる有機薄膜太陽電池の構築を行うために、金属グレーティング基板上での表面プラズモン共鳴励起を利用できるセルを作製し自然光エネルギー利用における抜本的な課題解決を推進することを大きな目的とした。金属グレーティング表面プラズモン励起により広範囲の波長域に渡り光電流を2倍以上まで大きくすることが可能となった。今後は、この成果を基に金属グレーティングによる伝播型表面プラズモン励起と金属微粒子の局在プラズモンの両方が同時に励起し、その相互作用によりこれまでにない大きな光電流の増大を得ることにより実用化を目指す。
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