MPEGアノテーションを用いた協調型ホームビデオ共有システム
研究責任者 |
森田 啓義 電気通信大学, その他の研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本課題では、同じ場にいる人たち同士が様々な位置・アングルから撮影した動画や静止画を用いて、自分の見たいシーンを互いに補間し合う多アングル映像を実現するために、すでに開発したMPEG動き解析システムの高速化と高精度化に取り組んだ。高速化に関しては、H.264で圧縮された動画像データから動きベクトルなどの符号化パラメータを利用することで、カメラ視野内をさまざまな方向に直線移動する物体の空間軌跡をリアルタイム測量することが可能になった。この測量結果から、2台のカメラで捉えた7名の人物の軌跡を約7割の精度で正しく連結する手法を考案したが、カメラ台数や撮影人物数を増やしてより詳しい精度評価を行うことが今後の課題として残されている。
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