新奇酵素を利用したホモシステインの簡便かつ安価な定量試薬の開発
研究責任者 |
加藤 伸一郎 高知大学, 生命環境医学部門, 講師
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | システインの側鎖メチレン基が1つ長いアミノ酸である『ホモシステイン』に対して活性を示す、新奇な酵素『ホモシステイン脱水素酵素』を有する微生物株を3株選抜した。これらのうち最も高い比活性を示す菌株No.251について液体振とう培養を行い、集菌後に超音波破砕して無細胞抽出液を調製するとともに、陰イオン交換カラムを用いて本酵素の精製を試みた。しかしながら、本酵素は安定性に極めて乏しく、精製の過程で完全に失活した。そこで無細胞抽出液を用いて、基質特異性、補酵素特異性、pH安定性、熱安定性などの酵素学的なパラメータの測定に取り組んだところ、精製にむけて必要とされる基礎的なデータを取得することができた。
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