研究責任者 |
植田 千秋 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 本課題では粒子の混合体を物質の種類ごとに分離し、その同定を簡便に実現する手法を構築を目指した。その原理として反磁性磁化率χDIAを利用する。即ち微小重力(μG)条件下の磁場勾配中に開放した反磁性体は、磁場勾配力を受け磁場外に放出される。その速度から得たχDIAを文献値と対照させて同定が実現する。開発を進めた結果、目標どおりφ50μmの粒子で、磁気並進運動の映像を習得できた。この先、異種粒子の分離を実行するのに技術的困難は予想されず、研究の目的は容易に達成されると予想される。本研究では当初の目標通り、以下の性能のμ G発生装置を開発できた。[μG 時間0.6s、占有空間100x 100x200cm、分析時間: 4hr]。これにより従来のような大型μG 施設を用いることなく、一般の研究室内に設置可能な 装置で、迅速かつ安価に分析が可能となった。
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