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パラインフルエンザウイルスV蛋白のSTAT3分解活性を利用した新たな抗癌剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 西尾 真智子  三重大学, 医学系研究科, 講師
研究期間 (年度) 2010
概要ムンプスウイルスのV蛋白を細胞に発現させると、確かにSTAT1とSTAT3蛋白は分解した。STAT3蛋白のみを特異的に分解するような改変V蛋白の作製を試み、20種類の改変V蛋白を解析した。しかし、STAT1とSTAT3両蛋白が分解できなくなるか、STAT1蛋白のみを分解するV蛋白しか得る事が出来なかった。当初の計画にはなかったが、STAT1もしくはSTAT3蛋白の分解を迅速に定量的に検討するためのルシフェラーゼアッセイ系を構築する事に成功した。これにより、今後、STAT3蛋白を特異的に分解する改変V蛋白の検索が迅速に行なえるようになった。近い将来に、STAT3を特異的に分解するV蛋白に改変できる事が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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