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ジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ欠損症のハイスループット診断

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 柴田 孝之  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教
研究期間 (年度) 2010
概要本課題では、フッ化ピリミジン系抗癌剤の副作用発現に関与するジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ(DPD)の欠損を簡便かつ迅速に診断できる手法の開発を目的として、独自のウラシル特異的蛍光反応を用いた、尿中ウラシル定量法の開発研究を行った。その結果、希釈尿に試薬を添加・加熱した後、有機溶媒抽出を行って有機層の蛍光強度を蛍光スペクトルメーターで測定するのみで、尿中ウラシル濃度を定量できる技術の開発に成功した。この研究成果は、DPD欠損のハイスループット診断法としての可能性を示唆するものである。今後は、多検体を同時に検査できる手法へ展開し、実際にDPD欠損患者の尿を使用して本技術の有用性を証明する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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