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周期構造を組み込んだ新規広帯域分散遅延デバイスの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 萱野 良樹  秋田大学, 工学資源学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2010
概要近年、周期構造による後進波特性や負の群遅延時間などの特異な電磁応答が注目され、新しいマイクロ波回路や信号処理デバイスへの応用が期待されている。本研究では、小型・低損失で設計が容易なF-SIRの周期構造のよる広帯域分散遅延デバイスを構成することを提案する。最初に、プリント基板上にプレーナ実装によるF-SIRを作製し、実験および電磁界解析によって、一部の周波数帯域において左手系線路の条件である伝搬定数が負となることを確認した。また、その帯域において後進波特性および負の群遅延時間も得られた。次に、4.8mm角ICチップ内にF-SIRを試作し、50GHzまでの測定により左手系線路の特性を示すことを確認した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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