研究責任者 |
加藤 邦人 岐阜大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 申請者らは、これまでに人の肌の分光反射特性に基づいて、露出した肌領域を検出できる基本画像処理技術を確立した。そこで、この技術を用い、人の肌とそうでない部分を簡便に識別できる「肌検出カメラ」の開発を目的とした。入力インターフェイスを指向し、本手法をFPGA上に実装することに成功したことにより大幅な小型化、高速化が実現できた。さらに、本装置の安定性を確認するために、室内での使用を想定した照明環境下での実験、多数の年齢、性別、人種での評価実験、連続稼働実験を行いほぼ安定して検出することができた。非常に小型の装置で高速に人の「肌検出カメラ」が実現されたことで、ユーザーインタフェースやセキュリティなど人検出に広く応用されると考えられる。
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