歩行動作解析に基づくパーソナル情報の収集・解析技術に関する研究
研究責任者 |
平川 正人 島根大学, 総合理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | フロアマット型の入力デバイスを用い、素足ではなく靴を履いて歩行するという現実的条件下で複数人の歩行動作を同時に実時間で収集・解析するという申請者らのこれまでの研究実績の上に立ち、言語、スキル、ハンディキャップの壁を克服するユニバーサル情報機器の開発実用化に向けて、(1)利用者に事前の靴の登録作業を課すことなく、フロアマット上を歩くだけで自動的に靴底形状モデルを取得する機能、(2)歩行動作追跡精度の改善、という2つの基本的な課題解決に取り組んだ。項目(1)については機能の実装を完了した。項目(2)については認識精度を当初の70.7%から81.5%に改善することができた。ただし、モデル自動認識の下では認識精度の更なる改善が今後必要であることが分かった。本研究によって明らかになった課題に今後も継続して取り組む予定である。
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