低融点ガラスを用いた紫外LED用白色蛍光材料の開発
研究責任者 |
正井 博和 京都大学, 化学研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究は、将来的に実現が期待される深紫外LEDとの組み合わせにより白色発光を示す素子として応用展開するため、深紫外光励起により高い発光効率を示すSnO含有リン酸塩低融点ガラスの組成の探索をおこなった。本年度の研究成果により、深紫外光を照射することにより白色発光を示す透明な希土類フリーリン酸塩系ガラス蛍光体を開発することに成功した。得られた白色発光特性は、研究提案時の目標値を超えるものであり、当研究に関する講演は、応用物理学会のマスコミプレビュー講演に選定された。今後、ランダムな構造を有するガラスからの発光機構解明をおこなうことにより、更なる高効率化が期待される。
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