触媒的脱水縮合によるカルボン酸無水物の環境調和型高効率合成法の開発
研究責任者 |
坂倉 彰 名古屋大学, エコトピア科学研究所
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | カルボン酸無水物は、ポリエステルやポリイミドなど様々な高分子材料の合成に幅広く利用されている。研究責任者は、基礎研究段階として、テトラカルボン酸の分子内脱水縮合反応に有効なアリールボロン酸触媒の開発に初めて成功した。本試験研究では、工業的実用化を目的に、穏和な反応条件下で短時間にカルボン酸二無水物が合成できる新規アリールボロン酸触媒の開発を行った。また、実用化を目指したスケールアップの検討、触媒の回収再利用法の開発、分子量分散度の狭いポリイミド合成法の開発を実施した。さらには、カルボン酸二無水物の反応混合物をそのまま用いてジアミンと反応させるポリイミド合成法の開発を行った。
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