マイクロバブル発生機構を利用したマイクロエマルション化技術に関する研究
研究責任者 |
秦 隆志 高知工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本申請では旋回式マイクロバブル発生機構を活用した液-液2相混流によるマイクロエマルション作製手法の確立を目的とした。結果、数平均分布で約1μm付近に均一な粒子径のピークを確認、導入されるオレイン酸量と分散媒(水)の比率を調整することで多量から少量までの均一なマイクロエマルションの作製が可能であること、界面活性剤等の乳化剤無しで安定なマイクロエマルションの作製が可能であることなどの成果を得た。一方、問題点としては、長期の安定性に対する改善や極少量ではあるが約50μm程度の比較的大きなエマルションが生成されたことなどが挙げられる。しかしながら、本研究段階でそれら問題点に対する改善策も浮かび上がっており、改善後は安価でかつ大量に、更に安全性の高いマイクロエマルション作製手法が提供できる。
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