研究責任者 |
綾部 時芳 北海道大学, 大学院先端生命科学研究院 生命機能科学研究部門 細胞生物科学分野, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 研究責任者らはこれまでにマウス小腸上皮を採取するための自動上皮採取装置の開発を行い、マウス小腸より小腸上皮を構成する絨毛と陰窩を形態、機能ともに維持した状態で採取することを可能にした。本研究開発課題では、ヒト由来試料に適用できる自動上皮採取装置の開発を目標とした。研究開発期間においてこの目標を達成するため、ヒト小腸試料採取に特化した新たな動作機構と試料装着部品を開発して動作試験を実施した。試料装着部の大型化による重量増に対して動作部の出力増強等で必要十分な剥離力が得られることを確認し、ヒト用自動上皮採取装置開発に成功した。これによって今後、マウス及びヒト材料から小腸上皮の大量採取が可能となる。
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