研究責任者 |
一色 正 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 研究責任者は先に、変温動物である魚類の免疫機構が水温に強く影響されるという特性を利用することにより、魚類のウイルス性出血性敗血症(VHS)を効果的に予防できる新規魚類ワクチンの技術を考案した。本課題研究では本技術を移転し、その実用化の可能性を探索することを目標に検討した結果、1ワクチン効果の持続期間、2魚種によるワクチン効果の差異、3ワクチンの交差防御効果、および4ワクチン効果に関与する免疫因子が明らかとなった。今後は、本技術の実用性を向上させるため、本症のワクチンを投与するだけで複数の病気を予防できる多価ワクチンとしての可能性を検証する必要がある。
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