研究責任者 |
平岡 芳信 愛媛県産業技術研究所, 食品産業技術センター, 技術支援室長
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | カツオの中骨に含まれているコラーゲンの有効利用方法について検討した。中骨からコラーゲンを抽出する方法について検討した後、その特性を調査し、用途を探索した。さらに、コラーゲンの酵素分解等によって生成されるコラーゲンペプチドの機能性を調査し、コラーゲンペプチドを利用した新しい複合食品を開発することを目的として行った。その結果、カツオの中骨から熱水抽出法等によってコラーゲンを95%以上抽出する技術を確立した。そのコラーゲンは、冷蔵で固化するため要冷蔵の固形スープの素として利用できることが分かった。さらに、プロテアーゼで分解したコラーゲンペプチドは、血圧降下作用を示し、そのコラーゲンペプチドの配列を決定したので、血圧降下作用を示すサプリメント等として利用できることが分かった。
|