研究責任者 |
石井 修 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | ガス吸収膜を被覆した磁性リボンを機械的に共振させ、その共振挙動をピックアップコイルの誘導起電力で検出する原理のワイヤレスガスセンサを検討し、以下の結果を得た。 1 磁性リボンを放電加工法で成形後、熱処理を施すことで共振挙動の再現性が向上した。 2 磁性リボンの曲率の増加に伴い共振周波数が大幅に増加することを明らかにした。 3 ガス吸収に伴う体積変化が大きい材料を被覆した場合、磁性リボンがガス濃度と共に湾曲しガス検出感度が向上した。具体的には、PdNi膜を用いて水素を、高分子膜を用いてアセトン、水、アンモニアを高感度検出した。今後、企業と協力してセンサ材料、センサ素子の実用化を進める。
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