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時間分解スピンイメージング顕微鏡の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 三野 弘文  千葉大学, 理学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2010
概要フェムト秒レーザー(100fs,76MHz)によるポンプ・プローブ計測をベースとした時間分解スピンイメージング顕微鏡の開発を行った。室温において1μmの空間分解能、走査範囲2mm四方の二次元イメージング計測、液体ヘリウム温度においては各々2μm、100μm四方を目標値とした。更に、ヘテロダイン検波システムによる低励起密度(~10W/cm2)での高S/N比Kerr信号計測の実現を目指した。ピエゾ素子による空間位置決め機能の搭載、高分解能顕微レンズの使用、低温測定用顕微レンズ付きサンプルフォルダーの導入によって室温、低温において上記の目標値を概ね達成した。ヘテロダイン検波システムでは、信号とトリガーの位相揺らぎが顕在化しており、光学・検出系の改善(光軸調整によるレンズ収差の低減や、BPフィルターの導入によるノイズの低減等)が必要との見解に至った。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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