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創傷治癒性リゾリン脂質メディエーターを標的とする新規オーラルケア製品の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 徳村 彰  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(薬学系), 教授
研究期間 (年度) 2010
概要ヒト混合唾液は0.79 μMの創傷治癒因子リゾホスファチジン酸 (LPA)を含むので、LPAを豊富に含有する食品素材は口腔粘膜保護に有効であると推定される。LPAなどのリゾリン脂質メディエータ―がヒト口腔粘膜由来株細胞(歯肉上皮と頬上皮)に及ぼすCa2+動員、アポトーシス誘導および細胞運動亢進作用を比較した。その結果、LPAの方が他のリゾリン脂質に比べて強い作用を示した。Ca2+動員応答は頬粘膜由来細胞の方が、アポトーシス応答は歯肉応上皮由来細胞の方が高かったが、LPAの細胞運動性亢進作用は認められなかった。本研究でLPAのin vitroでの有効性を確認できたので、今後は、動物モデルでのin vivoでの有効性試験へと進む予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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