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稲いもち病用農薬カスガマイシンの発酵生産に未利用資源のセルロース系バイオマスを利用するための技術基盤の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小嶋 郁夫  秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授
研究期間 (年度) 2010 – 2011
概要稲わらや間伐材などのセルロース系バイオマス(CB)を原料に稲いもち病用農薬カスガマイシン(KSM)を工業発酵生産することを目的に以下の2通りで生産菌育種を行う。1天然分離のCB資化性放線菌にKSM生産菌のKSM生合成遺伝子群を導入し発現させる;2KSM生産菌にCB資化性菌由来のセルラーゼ遺伝子群を導入し発現させる。これまでに、1より得たCB資化性のKSM生産菌は、米ぬかを原料に目標値を凌ぐKSMを生産した。また、このCB資化性菌から2種のセルラーゼ遺伝子を分離した。今後は2をめざし、構築したセルラーゼ発現カセットをKSM生産菌に導入してCB資化性KSM生産菌を育種する。さらにCBを原料に、1と2の菌株によるKSM高生産条件を比較検討し、工業生産への転用をめざす。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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