機能性食品の創生を目指した、コーヒーに含まれる未知の糖尿病抑制物質の同定
研究責任者 |
堀尾 文彦 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | コーヒー中の未知の抗糖尿病物質を同定する目的で、カフェインレスコーヒーを出発材料として、数画分に分離し、それぞれの画分を2型糖尿病モデルであるKK-Ayマウスに飲水に混合して与えて、抗糖尿病活性を調べた。そして、有効な画分に含まれる主要な成分を標的化合物の候補と考えて、それらの化合物をKK-Ayマウスに与えて抗糖尿病活性を検討した。その結果、2種類の抗糖尿病活性のある成分を見出すことができた。よって、本研究の当初の目標を達成することができた。今後、この2種の化合物の作用機構を解明することが必要である。
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