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衛生管理が必要な材料表面へのバイオフィルム形成を防ぐ抗菌材料の創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 寺田 昭彦  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師
研究期間 (年度) 2010 – 2011
概要病原性や産業界で有害とされるバイオフィルムの形成を大幅に抑制できる抗菌性を有する高分子材料の創製とその効果の検証を行った。微生物の付着抑制に効果があると期待されるベタインをグラフトした高分子材料(シート)を作製した。カルボキシベタインを導入した高分子材料(DMGABAシート)により微生物付着の1.3倍の抑制効果が見られた。次に、この高分子材料にさらにバイオフィルム形成を促進する微生物間情報伝達物質を消失することが可能なアシラーゼを固定化した高分子材料を作製し、バイオフィルム形成の抑制効果を検証した。この結果、24時間後のバイオフィルムは酵素固定化した高分子材料では基の材料と比較して約14倍のバイオフィルム形成の削減効果が見られ、作製した高分子材料の抗菌効果を示すことができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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