研究責任者 |
原田 和雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究課題では、抗体による検出が困難な小分子を簡便かつ高感度に検出する方法の開発を目的としている。具体的には、RNAアプタマーがリガンド(標的分子)と結合する際の構造変化をRNAキッシング相互作用による会合体の形成とリンクできる「キッシング・アプタマー」分子をデザインすることにより行う。本研究期間は、これまでに開発したテオフィリン結合キッシング・アプタマーを出発点として、蛍光生、及び蛍光標識人工塩基を導入し、FRET法によるリアルタイム検出が可能であることを示した。今後は検出におけるバックグラウンドの抑制、及び感度の向上をはかるとともに、テオフィリン以外の標的分子へ応用を試みることにより、検出系としての一般性を検証する。
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