再構成光合成タンパク質複合体PSIを用いたバイオ撮像素子の研究開発
研究責任者 |
中里 和郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 光合成タンパク質複合体PSI(Photo System I)の量子効率は100%であり、究極の光電子変換素子である。東理大・東大・産総研との協力により、PSIと半導体集積回路とを融合したバイオイメージセンサの実験に成功した。(1) PSIに金ナノ粒子結合分子ワイヤを組み込んだ再構成PSIをMOSFETのゲートに固定し、PSIからの光電流を測定することに成功した。 (2)電極間を分子で結ぶ技術として型-器1分子形成技術を提案した。(3)半導体集積回路チップで用いられている窒化シリコン膜のトラップ準位による光起因ドリフトを除去するため、SU-8、ポリイミドの保護膜形成技術を開発した。
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