細胞内物流制御による植物の免疫力向上と新規防疫剤の創出
研究責任者 |
来須 孝光 東京理科大学, 理工学部応用生物科学科, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本課題では、イネを中心とした広範な植物種に対して防疫剤になり得るリード化合物の特定を目指すと共に、植物培養細胞を利用した、新規植物防疫剤の効率的スクリーニング手法の確立を目標としている。研究の結果、複数の市販化合物が防疫剤のリード化合物として機能することが判明した。一方、培養細胞の活性酸素種(ROS)生成量を指標にした効率的且つ定量性の高いスクリーニング法の確立にも成功した。現在は、防疫剤スクリーニング法及び選抜化合物の防疫剤利用を骨格とする特許出願の準備(H23年度出願予定)と共に、選抜化合物の細胞内における新規作用機構の解明を進めている。
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