クラウンエーテルの運動性を利用したリチウムイオン二次電池用ポリマーゲル電解質の開発とイオン伝導度向上に関する研究
研究責任者 |
山吹 一大 山口大学, 理工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 本課題では、化学ゲルと物理ゲルとの両方の特性を有する新規ポリマーゲル電解質を合成し、液漏れの防止ならびにイオン伝導性向上システムの開発に関するものであり、具体的には、クラウンエーテルの環状分子を動的な架橋点とすることで、リチウムイオンの移動効率(イオン伝導度)の向上を図った。目標値として10^-2 S/cmを掲げていたが、結果として10^-3 S/cm程度の値に留まった。しかしながら、電解液の使用量を極力低減させた状態での結果であるため、ネットワークなどの網目のサイズなど変化させ膨潤度を高めることができれば、10^-2 S/cm以上の値が期待される。
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