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貴金属陰イオンを微量に含んだ新規シンチレータの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 河相 武利  大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要毒性のない貴金属陰イオンを発光中心として微量に含んだCsI:Ag-、CsI:Au-結晶を作製し、それら結晶のシンチレータ特性を明らかにするため、可視発光波長、発光強度、発光寿命を室温において測定した。その結果、現在シンチレータとして幅広く使用されているCsI:Tl+結晶と遜色ない発光強度を得たが、CsI:Ag-結晶では1 ms以上の遅い残光成分があることが分かった。一方、CsI:Au-結晶については、発光寿命が約600 nsであることが分かり、CsI:Tl+結晶より優れた特性を持つことから、新規シンチレータの可能性を見出せた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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