貴金属陰イオンを微量に含んだ新規シンチレータの開発
研究責任者 |
河相 武利 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 毒性のない貴金属陰イオンを発光中心として微量に含んだCsI:Ag-、CsI:Au-結晶を作製し、それら結晶のシンチレータ特性を明らかにするため、可視発光波長、発光強度、発光寿命を室温において測定した。その結果、現在シンチレータとして幅広く使用されているCsI:Tl+結晶と遜色ない発光強度を得たが、CsI:Ag-結晶では1 ms以上の遅い残光成分があることが分かった。一方、CsI:Au-結晶については、発光寿命が約600 nsであることが分かり、CsI:Tl+結晶より優れた特性を持つことから、新規シンチレータの可能性を見出せた。
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