フェライトモーションコントロールによる余剰汚泥の減容化システムの開発
研究責任者 |
カビール ムハムドゥル 秋田大学, 工学資源学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究は、下水処理場で大量に発生される余剰汚泥の減容化を目的とし、余剰汚泥のゼロ・エミッションを目指している。その手法として、余剰汚泥の一部にフェライト微粒子を加え、それに交流磁場を照射することで、フェライト粒子と活性汚泥の衝突を引き起こし、汚泥の殺菌・可溶化を行う。また、処理された汚泥を未処理の汚泥に酸化分解処理させることで汚泥の減容化を目指している。本手法は薬品類を使用せず、他の方法と比べて経済・環境面で優れている。汚泥の減容化が可能になると、例えば1%余剰汚泥の削減でも80億円の経費節約ができ、国内では各自治体にそのニーズが大きい。また、汚泥の脱水および非熱的殺菌法としても期待できる。
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