1. 前のページに戻る

糖鎖チップ調製のための糖鎖固定化技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 野口 真人  東北大学, 工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2010
概要糖鎖チップの簡便な調製法の確立を目的として、固定化用官能基を導入した糖鎖ライブラリーの合成とチップ表面への糖鎖の固定化技術の開発を行った。オリゴ糖ライブラリーとして、5糖から9糖の四種類のオリゴ糖を用いて、これを表面に固定するためにグリコシルアジドへと誘導体化した。また、アルキン末端を有するアルコキシシラン誘導体を合成し、シリカゲルやシリコン基板表面に固定した。固相表面のアルキンとグリコシルアジドとの結合は、硫酸銅とアスコルビン酸を用いることで進行し、表面に糖鎖が固定化できることが明らかとなった。一連の反応は市販の試薬から、合計で三段階で達成できるため、簡便な糖鎖チップ調製法になるものと期待される。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst