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固形性高級脂肪酸を添加した脱窒素用土壌処理システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松本 明人  信州大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要地下水の硝酸性窒素汚染防止対策のため、生活排水処理水中に含まれる硝酸性窒素(以下、NO3-Nと略記)を固形性高級脂肪酸であるラウリン酸を局所的に充填した土壌カラムを用い、50mgN/LのNO3-N溶液を上向流で負荷し、処理をおこなった。その結果、土壌の空隙容積に対する滞留時間が0.71日の場合、全窒素(以下、T-Nと略記)除去率は95%と目標値(90%以上)を達成したものの、流出有機炭素(以下、TOCと略記)濃度は14mgC/Lと、目標値(10mgC/L以下)に届かった。従来法に較べ、T-N除去率(滞留時間 0.73日のとき、およそ40%)、流出TOC濃度(滞留時間 0.73日のとき、TOC濃度25mgC/L)とも改善されたが、TOCの目標値達成には更なる検討が必要である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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