心筋再生医療に用いるヒト心筋幹細胞移植ハイブリット治療法の開発
研究責任者 |
竹原 有史 旭川医科大学, 医学部, その他
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 本申請のシーズは、自家心筋幹細胞移植と組織工学製剤を用いた細胞機能増幅サイトカイン(bFGF)徐放による心筋再生医療技術であり、細胞移植に最適なアテロコラーゲン製材によるハイブリット移植法を確立する事が開発目標である。本研究では生体分解性アテロコラーゲンシートによる心筋への薬剤徐放技術を開発しているが、既にbFGF徐放アテロコラーゲンシートの(マウス)虚血心筋への移植に成功、10%の心機能改善効果を認めており、現在ヒト心筋幹細胞との同時移植実験を実施中である。今後、臨床試験で採用されているゼラチンハイドロゲルとの比較を行い、有効性が実証された後には心筋再生医療との併用もしくはbFGFアテロコラーゲンシート単独使用としても有効な医療製剤化を視野に研究を進めている。
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