抗ガン剤ターゲットとしてのmRNA成熟過程を阻害する化合物の評価系
研究責任者 |
増田 誠司 京都大学, 生命科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 高齢化社会を迎えた我が国では、効果的かつ効率的な新規医薬品の開発が急務となっています。その中でもmRNAの成熟過程を阻害する化合物は、これまでにないタイプの抗ガン剤としての利用が期待されています。本研究ではmRNAのスプライシング過程を阻害する化合物を評価するアッセイ系を構築することを目的としました。mRNAのスプライシング過程を阻害する標準化合物としてスプライソスタチンを使用し、評価系を構築しました。その結果、評価系はmRNA成熟阻害活性を持つ因子の探索に有望であることを示し、自然界よりmRNAの成熟過程を阻害する化合物の探索基盤を提供することに成功しました。
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