コンパクト光ファンナウトアダプタの自動マウントシステムの開発
研究責任者 |
勝山 豊 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 光テープ入出力部をもつ光部品のコンパクト接続のため、多心・単心両コネクタ接続を含むファンナウトアダプタ用に、CO2レーザによる被覆の自動焼却技術を開発した。4心光テープを対象とし、PCからCO2レーザと2台の回転微動台を制御し、テープ被覆のみの焼却による素線4心の単心分離と、分離した4心のうち両端の2心の素線被覆を全焼却する一連の工程を自動化することができた。自動被覆焼却後に、MTコネクタの取り付けと研磨、単心SCコネクタの取り付けをおこない、ファンナウトアダプタを作成できた。このアダプタの損失を測定した結果、2個のMTコネクタ損失、あるいは1個のMTコネクタと1個のSCコネクタの損失の和と同等であった。自動被覆焼却に要した時間は、53.1秒であった。
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