色の変化でわかる肉・魚類の簡易型鮮度センサーの開発
研究責任者 |
木島 龍朗 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 肉・魚類の鮮度判定には未だに消費者と同じ目と鼻を使った感覚評価法が多いが、本研究課題で開発した簡易型鮮度センサーは、アゾ還元酵素による色素分解機能を利用し、腐敗物質(指標物質)が検出されると(赤)色が無色透明に変化する誰もが簡単に判断できる画期的なものである。腐敗物質の検出限界は50ppmという高感度であり、これにより目視でもわかる高感度で安価な鮮度センサー系を構築できることが証明された。今後は、検出部となる酵素、補酵素固定化部位のコンパクト化、色素分解系との一体成型化を検討し、簡易型のバイオセンサーを試作する。
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