4回膜貫通型受容体テトラスパニンを用いた関節リウマチ早期診断薬の開発
研究責任者 |
中西 徹 就実大学, 薬学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 関節炎からRAへの移行を早期に診断してRAの発症を予防するため、関節液あるいは血中のCD81量(濃度)を高感度で簡便に測定するRIAまたは酵素免疫測定技術を開発することを目的とした。そのためにまず、CD81の組換えタンパク質を大腸菌で大量発現し、これを免疫源としてマウスを免疫し、モノクローナル抗体を作製した。当初の目的のモノクローナル抗体産生株の樹立に成功し、これらを用いて関節リウマチ患者の関節液中にCD81が存在して定量可能であり、病態との関連も見いだせることを発見し、診断薬の開発が可能であることを確認した。今後、さらに高感度化を目指して血液や尿の測定を行う。
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