抗ウイルス宿主蛋白質APOBEC3Gの発現量を増やす抗エイズ薬の開発
研究責任者 |
藤田 美歌子 熊本大学, 薬学部附属創薬研究センター, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 我々は、抗ウイルス性宿主因子APOBEC3GのHIV-1 Vifによるプロテアソーム分解を、メルカプト基をもつ人工キレーターMF1やそのジスルフィド体MF2、MF3が阻害することを見出した。本研究ではこれらの化合物を、毒性がなくかつ強い活性をもつように改変することを最終目標とした。この目標は達成できなかったが、この化合物は様々な蛋白質のユビキチン化/プロテアソーム分解を、プロテアソーム阻害剤MG-132とは異なる作用機序で阻害するということを示した。さらに、活性発現には化合物の4-ジメチルアミノピリジン環が重要であることがわかった。
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