研究責任者 |
福田 修 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 飼育中の肉牛の超音波エコー動画像から、脂肪交雑(BMSナンバー)を高精度に推定することを目的として、動的画像情報を利用した自動判定プログラムを開発した。本プログラムは、画像の取り込み、解析範囲の指定、時系列テクスチャ解析、動的特徴量抽出、BMSナンバー推定処理などの一連の作業を実施することができる。また、新たに取得した大規模データに対する実証試験を実施し、パラメータの最適化を図った結果、 BMSナンバー推定値と実測値の相関係数が0.75、平均推定誤差が1.09という高精度な推定が達成された。今後は推定精度の向上と安定を目指すとともに、肉牛用に特化した超音波装置開発を含めたハードウェア面での整備を実施する予定である。
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