研究責任者 |
高橋 勤子 愛知県産業技術研究所, 工業技術部, 主任
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究開発では、循環型資源である木質系材料を原料としたプラスチック状成形体を天然繊維で強化して物性向上を試みた。補強用の天然繊維として、リネンおよびケナフ織布を用いた。蒸気処理した木粉と織布を積層して複合化成形体を作製した。物性試験の結果、曲げ強さ、引張強さはあまり変化しなかったが、耐衝撃性は織布含有率20%で、木粉100%の成形体の約7倍(18kJ/m2)となった。植物繊維織布を補強材として用いることにより、成形体の耐衝撃性を向上できることが分かった。
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